
大滝 知
日本とフィンランドを拠点として活動する建築設計事務所です。日本とフィンランドで生活し、建築設計を学び、働いた経験を活かして、建物や家具のデザインをしています。それぞれの文化の視点を組み合わせながら、お客様のご要望を実現していきます。
築35年の木造2階建て住宅の改修です。断熱改修やバリアフリー改修を行いつつ、いままで細切れだった部屋を繫げて大きなワンルームの生活空間としました。それでも所々、もう少しだけ広さが必要な場所で、窓辺を膨らませて部屋を少しだけ広げる事にしました。外に飛び出た膨らみは施主の育てる植栽を際立たせるために緑色の補色である赤色で塗られています。建物の外壁のほどんどは既存の外壁パネルのままですが、膨らんだ3つの窓辺が挿し色となる事で建物全体の印象が更新される計画としました。
写真:繁田諭
築30年の木造2階建て住宅の改修です。柱や廻縁、鴨居など、さまざまな「線」が縦横に現れる真壁造り独特のリズミカルな既存室内に対して、それらの線を残しながら新たな線を加える事で、「線」によって新旧を調和する計画としました。床、天井、収納棚や扉などの木製仕上げの表情を全てそろえる事で、シンプルなひとつの木の量塊に包まれたようなインテリア空間としました。
写真:山内紀人
大滝知建築事務所 /
Satoshi Ohtaki architecture
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