菜園に使った土壌改良剤(苦土石灰)と元肥(バイオGTO)
苦土石灰は予定遅れる
すみかくらぶ家庭菜園の土づくりは、バーク完熟堆肥に続き、6月25日に土壌改良剤、7月4日に元肥を土壌に混入した。これで一連の土づくりは終了した。
体が自然とこつ覚える
すみかくらぶ家庭菜園の土づくりは、バーク完熟堆肥に続き、6月25日に土壌改良剤の苦土(くど)石灰、7月4日に元肥(もとひ)を土壌に混入した。いずれも作業時の天候は曇りで比較的作業しやすくて助かった。苦土石灰は6月中旬の投入予定だったが、遅れてしまった。これで一連の土づくりは終了した。
◎土地改良剤で酸性土壌を中和
土壌改良剤は、土壌のpH(水素イオン濃度指数)を調整する役割がある。群馬県は浅間山や赤城山、榛名山などの火山がある影響で土質は酸性気味。で、pHは5.5~6.5程度と幅広い。一般的な野菜は弱酸性(5.5~5.9)か微酸性(6.0~6.5)の土壌がよく、改良剤でアルカリ性側に中和する。
植物を育成するには「必須5要素」が重要という。5要素はチッソ(N)リン(P)カリウム(K)カルシウム (Ca) マグネシウム(Mg)で、野菜栽培にはこれらの要素を含む肥料を使うことになる。
改良剤の種類はいろいろあるが、農業に関わる商品全般を扱う会社、ぐんたね(渋川市吹屋)の勧めで、粒状の苦土石灰(トムソン、1袋2㌔入り)を使った。苦土はマグネシウム、石灰はカルシウムのことで、いずれもアルカリ成分だ。
施肥量は袋に「1平方㍍当たり100~150g」と表示があった。菜園の広さは3平方㍍なので300~450㌘を投入することになる。堆肥のときと同様に、新聞紙の上に苦土石灰(2㌔)を載せ、長方形にしてメジャーで測る方法で、約400㌘を土壌に混入した。
◎元肥は天候考えて多めに
元肥は、バイオGTO(ゴールド興産、1袋5㌔入り)を採用。必須5要素のうち、残るチッソ、リン、カリウムの3要素と、マンガン(Mn)などの微量要素を含んでいる。施肥量は1平方㍍当たり、根菜は80~120㌘、葉菜は80~140㌘。菜園(3平方㍍)では、それぞれ240~360㌘、240~420㌘の計算だ。
栽培予定のちこりなは根菜、ジャムレタスは葉菜。投入量に迷ったが、天候的に雨で流れることなどを考慮して多めの約500㌘を土壌に混ぜ入れた。
土壌を耕して肥料を混ぜる作業は3度行った。鍬(くわ)を振り下ろし、土をかき上げるのが力仕事で大変だったが、回を重ねるたびに少しずつ楽にできるようになった。体が自然とこつを覚えて、慣れたのだと思う。