【リフォーム】事業者選びはネットで検索

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事業者の登録制度で安心確保

リフォームでは、信頼できる事業者を選べるかによって、工事への満足度やトラブルの有無などが異なる。では、どうやって信頼できる事業者を探すのか。国などがインターネットで優良事業者を検索できる仕組みを用意している。

国のお墨付き/住宅リフォーム事業者団体登録制度

◎一定の要件を満たす16団体が登録

国土交通省の「住宅リフォーム事業者団体登録制度」は、住宅リフォーム事業者の業務の適正な運営確保、消費者への情報提供などを目的に、一定の要件を満たす住宅リフォーム事業者団体を登録・公表する制度。現在、16団体が登録されている。

同制度が安心の理由は、同省ホームページによると、
①登録団体が構成事業者を開示するとともに、教育研修を行って人材育成を進めている
②登録団体は相談窓口を設け、構成事業者の行ったリフォーム等に関する消費者からの相談に対応し、事業者に対して必要な指導等を行っている
③登録団体の構成事業者は、契約時に必要な書面を交付し、一定額以上の工事では瑕疵保険に加入する
④国土交通省は、登録団体の情報を公表するとともに、登録団体に取り組み状況を報告させ、適切に実施されているか確認している

◎ロゴマークは「安心の証し」
登録団体とその構成事業者には「安心リフォームの証し」として制度独自のロゴマークの使用が許されている。登録事業者は一般社団法人住宅リフォーム推進協議会のホームページから検索できる。

複数（３社程度）の候補事業者を選んだ上で、相見積もりを依頼して、最終的な事業者を決めるようにしよう。

★住宅リフォーム事業者団体登録制度　住宅リフォーム推進協議会ホームページ（HP）
https://www.j-reform.com/reform-dantai/kensaku.php

群馬県の安心業者を公表/県安心リフォーム事業者登録制度

群馬県でも、県ゆとりある住生活推進協議会（事務局・県住宅供給公社ぐんま住まいの相談センター）が、一定の要件を満たすリフォーム事業者を登録する「県安心リフォーム事業者登録制度」に基づき、登録業者リストを同センターのホームページで公表している。

事業者の登録要件として、県内に本店、支店、または営業所があること、５年以上の業務経験があることなどを定めている。順守事項としては、契約は必ず書面によることとし工事完成後 10 年以上保存すること、見積もりが有償か無償か事前に説明すること、リフォームの工事内容を書面により明確にすること―などを求めている。

★群馬県安心リフォーム事業者登録制度　群馬県住宅供給公社HP
https://www.gunma-jkk.or.jp/consultation/contractors/

事業者を見分ける判断基準の一つ/リフォーム瑕疵保険

リフォーム瑕疵（かし）保険は、リフォーム時の検査と保証がセットになった保険。万が一、工事に欠陥が見つかった場合、補修費用などの保険金が事業者に支払われ、スムーズに補修してもらうことができる。

国土交通大臣指定の保険法人が設ける一定の基準を満たし、登録した事業者にしか保険は扱えない。保険事故（欠陥リフォーム）を起こすなど問題のある事業者は登録を抹消されるため、保険に登録しているかどうかは、優良な事業者を見分ける判断基準の一つになる。

保険に加入すると、第三者の専門家（建築士）による現場検査もあるため、施工品質も確保されて安心材料になる。

加入を希望する場合は、工事契約前に事業者に「リフォーム瑕疵保険に加入してほしい」と伝えよう。保険金の支払対象や限度額、保証期間など契約内容を確認し、納得できれば加入契約を行う。同保険を利用できる登録事業者は、一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会のホームページから検索できる。

★リフォーム瑕疵保険　住宅瑕疵担保責任保険協会HP
https://kashihoken.or.jp/individuals/kizon/search.php