すみかくらぶ会員の作品が入賞しました
群馬県と県ゆとりある住生活推進協議会が主催する「2023ぐんまの家」 設計・建設コンクールで、すみかくらぶの会員が関わった2作品が受賞しました。いずれも優れた設計のアイデアと、施工の技術が凝縮された作品です。受賞者のコメントと共にご紹介します。
住宅金融支援機構賞 - 森の中の小さな家 -
施工:(有)ケイハウス
設計:ケイハウス建築設計事務所
この度の受賞を受けまして、お施主さまをはじめ、関係者の皆さまのお力添えに、心より感謝申し上げます。
住まい手は築100年以上たつ69坪の古民家に必要最低限のリフォームをして住んでいましたが、冬の寒さや維持管理に課題があり、明るく断熱性能の高い住まいに建て替えることにしました。新居では開口部を南側に向け、冬の日射取得を最大限発揮できるよう計画しました。また、延床面積は小さいながらも広いウッドデッキをつくり、リビングと庭を繋ぐ中間領域としています。 住まい手にとって薪の調達は容易で、薪ストーブやウッドボイラーによるエネルギーで暖房や給湯をまかなっています。
構造は総二階+下屋という単純ながらも耐震性や省エネ性に有利な造りです。 南向きに設けた開口部から四季の移ろいを楽しむ、自分らしい暮らしのできる住まいです。
(有)ケイハウスの会社情報は ➡「コチラ」
優良賞 - futaba ~それぞれの距離を考える家~ -
設計:(有)HIRO建築工房
施工:阿部工務店
この度の賞を受けまして、お施主さまをはじめ、工事関係者の皆さまに対し、感謝申し上げます。
高崎駅東に建つこの家は、生活利便性がとてもよい反面、高層マンションなどが建ち並ぶ場所です。利便性を生かしながらも、毎日軽井沢の別荘にいるような緑に囲まれた生活が求められました。
平屋 建ての室内は、大なき中庭を中心に各室が配置され、視覚的なつながりを保ちつつも、程よい距離感を生み出します。建物配置はあえて道路との距離を広くし、植栽スペースを多く配置しました。 植栽は近隣住宅との適切な距離感をつくりだし、街並みの景色を彩ります。 緑と家族が共存できる家となりました。
(有)HIRO建築工房の会社情報は ➡「コチラ」
・全受賞作品は、群馬県のHP(下記リンク先)をご覧ください
➡「2023ぐんまの家」設計・建設コンクール受賞作品 – 群馬県ホームページ(住宅政策課) (pref.gunma.jp)