エアコン１台で全館快適な温熱空間 ガレージのあるスタイリッシュな木の家

LDとウッドデッキがつながり開放感　1階で生活が完結する間取り

構造見学会で安心感

　小林建設が建てた前橋市内の家で暮らして２年余り。「すてきな家を造ってもらって良かった」。会社員のご夫妻は、エアコン１台で24時間全館冷暖房するパッシブエアコンと高機能の空気清浄機「オーエム・イー・フィルタ」を取り入れた快適な住まいに大満足している。

　家づくりは、長男が小学校に入る前に建てたいと始めた。同社の構造見学会に参加したところ「木材や珪藻土などいろいろな業者の方も来ていて話を聞き、この人たちなら安心して家を任せられる」と思った。

　主に要望したのは、将来は１階だけで生活が完結する家、玄関を入ってすぐ家族の顔が見える家だった。これに同社の数々の提案が加わり、デザイン性があり、高い住宅性能の家が完成した。

　同社は、社員に多くの一級建築士を抱え、設計者と施工者の両方を兼ね備えた工務店。設計士がチームでコンペを行い、磨き抜かれたプランを提案する。地域に根差した家づくりで、４度のグッドデザイン賞を受賞している。

壁や天井にウエスタンレッドシダー

　この提案力が発揮された家で、ご主人が最も気に入っているのは、雨の日も安心の屋根付きガレージ。家の白い外壁に対し、黒いガルバリウム鋼板が施工され、「白と黒のコントラストがいい」とスタイリッシュな外観に満足している。

　深い軒下に設けられた大きなウッドデッキは、リビングとダイニングにつながっていて、窓を開けると、開放感のあるスペースになる。

　リビングの壁からキッチン、廊下、洗面に続く天井には、ウエスタンレッドシダーが張られ、オニグルミの床材と合わせ、内装は木の香りが伝わってくる。

憧れのキッチンが存在感

　奥さまがこだわったキッチンは、憧れのキッチンハウスのブランド「グラフテクト」を設置。高級感のあるダークグレーのキッチンが存在感を示している。

　間取りは、２階に子ども部屋２室と小屋裏収納を設け、それ以外は１階に集約して要望通りになった。

　ご夫妻に男児２人の４人家族。今年２月には太陽光発電と蓄電池を導入。省エネで快適な空間の中で幸せを感じている。

ポイント
・大屋根で天井が高いリビング。ウッドデッキを介して開放感のある空間に
・白と黒のコントラストでスタイリッシュな外観
・高級感のあるダークグレーのキッチンが存在感
・壁のウエスタンレッドシダーが特徴的
・床のタイルが印象的な玄関
・２階から見下ろしたダイニング。ワークスペースも備えている
・雨の日も安心な屋根付きのガレージ