お気に入りに登録 登 録 済
三角屋根のシンプルな外観とは対照的に、木や石などの自然素材を要所に活用した温かみのある室内。LDKは、間仕切りがなく吹き抜けの開放感が感じられる。
設計事務所のHUG DESIGNが手がけるスマートハウスの展示場「te‘co(テッコ)」(テクノロジー&エコロジー)は今年4月にオープンした。設計事務所ならではのデザイン性の高さを生かし、生活環境が変わっても確かな暮らしやすさを実感できる家づくりを提案する。
4人家族の住まいをイメージした設計は、近年需要が高まる「お家時間」の充実に焦点を当てる。玄関とLDをつなぐ土間は外空間を想起させる仕上がりで、家族団らんとともに趣味の時間も楽しむことができる。
同社は住宅の内外に2種類の断熱材を使う「ダブル断熱」を標準仕様とし、床下空間も生かしたオリジナルの「エアサイクルシステム」で室内の温度や気圧を調整。断熱・気密・蓄熱をかなえるパッシブデザインが、HEAT20のG2グレードをクリアする快適空間を実現する。
太陽光発電によりつくられた電気は蓄電池と電気自動車(EV)へ充電でき、IoTやAIを活用して効率的な電力消費をコントロールする。災害時の住宅用電力としても使用することができ、EVとの連携で、停電時でも通常の使用量で数日間はもつとされている(4人家族想定)。
代表取締役の山田和重さんは「家の暑さや寒さ、電気代に悩む方へ・次世代の家づくり・に必要なことを知ってほしいと思い、モデルハウスをつくりました」と話す。長期の住宅ローンを組む人も多いからこそ、長く快適に暮らせる家づくりの知識を知ってほしいという。
いつでも見学を受け付けており、予約が必要。間取りや設備などの住宅に関することだけでなく、太陽光や省エネに関する相談にも幅広く対応する。「疑似停電体験」もでき、スマートハウスとEVの連携を目で見て実感できると好評だ。防災や環境について考える学びの場として、家族で展示場を訪れてみよう。
友だち追加で
最新情報が届く!