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新居を構えて1年余り。「ウッドデッキに座りながら、庭で子どもたちが伸び伸び遊ぶ姿を眺めるのが好き」と話すOさんご夫妻。北側道路の敷地を生かし、南面にプライベートな屋外空間が広がる。庭に敷き詰めた青々とした芝生の上を子どもたちが安心して走り回っている。
温かな雰囲気を醸し出す和モダンな住宅。アイボリー色のALC外壁材を用い、木部を多用した外観デザインは芝生の緑と調和する。せり出した屋根が直射日光を遮り、深い軒の下に備わるウッドデッキは、庭と室内を緩やかにつなぐ中間領域。家族のくつろぎの場所としてなくてはならない大切な役割を担っている。
ご夫妻が松浪建設を選んだ理由は、上質な素材感。内装材はすべて国産の無垢材を使用する。柱や土台に檜を用い、床には30・の杉板を張る。壁や天井は漆喰の左官仕上げ。収納や納戸の中まで漆喰で塗り上げる。これら全てが標準仕様だ。「ありがたい。ハウスメーカーではこうはいかない」と語るご主人がこだわったのは断熱材。高性能なセルロースファイバーを標準で用いる家づくりにほれ込んだ。
漆喰と無垢に満たされたL字配置のLDK。間仕切りのないワンフロアは、天井の梁がアクセントを生み、存在感のある大黒柱がゾーンをさりげなく隔てる。リビングの続き間には幅広い用途に利用できる和室も備えた。
コンパクトな家事動線は女性設計士によるもの。「要望を伝えやすく、女性目線のプランを提案してくれました」と奥さま。玄関ホールから直接キッチンへつながる動線は買い物の搬入に便利で、パントリーの配置や収納力にも満足している。キッチンの背面に設けた引き戸は奥さまのこだわり。調味料や食器、炊飯器や電子レンジなどあらゆる調理道具をすっきり隠してくれる。
住み心地を尋ねると、ご夫妻は無垢床の心地よさを挙げた。冬は暖かく、夏はさらっとしてスリッパいらず。子どもははだしで過ごし、床が堅くないから転んでもけがをしないそうだ。「自然素材だから安心して暮らしていけます」とほほ笑んだ。
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