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建設会社
無垢の木と漆喰の家 (株)木万里
工法
木造軸組工法
竣工
2021年4月(古民家再生)

知人の改築した古民家を見て決意

 100年の月日を重ねてきた2階建て、94坪の家。2階で養蚕とコンニャクづくりを営んできたが、近年は建物全体にゆがみが生じ、すきま風を感じたり、床は傷んで所々ふかふかしていた。家族から「新築に建て替えたら」という提案もあったが、ご夫妻は先祖が残してくれた家を直して住み続けることを希望。しかし「こんなに古い家を改修して、住みやすい家になるのだろうか」という不安で改築の話は進まなかった。

 その心配は、知人の古民家の改築を見て解消した。手掛けたのは、古民家再生を得意とする工務店「木万里」。昔の良さを生かしながら、見事に蘇った住まいを目の当たりにし、「改修前の家を知っているだけに驚いた。これなら任せて大丈夫」と確信したという。

古材を生かしつつ、家の性能を向上

 現場を訪れた同社の大澤昌治社長は、天井裏に隠れていた曲がったマツの梁を見て、「これを生かさない手はない」と梁を美しく見せるプランを練り始めた。

 また、「古民家再生では、基礎の打ち直しと耐久性・断熱性の強化が最も大事」と大澤社長。独自の方法で古い木材の土台を抜き、コンクリートで新たな基礎を打つ。解体は基本、手作業。外壁を少しずつ剥がし、構造体を一つひとつ確認する。傷んでいるものは交換し、さらに柱を追加して躯体の強度を高めて耐久性を確保した。断熱材はそれぞれの場所にふさわしい手法や素材で切れ目なく充填し、断熱性能を大幅に高めた。

孫の来訪。家族が集う家に

 着工から8カ月、大規模改修が完了。高い吹き抜けに、現しになったマツの古材が独特の個性を放つ。その下には家族がくつろぐ18畳の広いリビング。東側には近所の人もふらりと立ち寄れる土間の休憩室。家族用玄関からスロープでつながるパントリーや、回遊できるキッチンもでき、暮らしやすい間取りに生まれ変わった。1階はすべての段差をなくし、フラットに仕上げバリアフリー仕様になっている。

 完成後「孫たちが頻繁に遊びに来るようになった」とにこやかに語るご夫妻。窓から入るそよ風に吹かれながら、お茶を楽しむ機会が増えた。遊びに来た孫からは「いつか古民家カフェを開きたい」と、将来の夢が語られている。

 「ご先祖さまの家を残したい」というご夫妻の夢がかなった住まい。木万里によって新たな息吹が吹き込まれた築100年の家は、家族の思いをのせ、現代の性能を備えた快適な住まいに生まれ変わった。

この家を建てた建設会社Constructor

無垢の木と漆喰の家 (株)木万里
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営業時間
10:00~17:00 不定休
本社所在地
北群馬郡吉岡町南下274

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