家族を感じ、庭の景色を内に取り込む 「家事ラク動線」が便利な平屋住宅

無垢材へのこだわり

　住宅街に建つＴ邸は、緩やかに傾斜する屋根がせり出して軒を延ばし、水平ラインが強調された美しいフォルムの平屋住宅。芝を張り、アプローチを設け、フェンスを立てるなど、手を掛けた外構と建物がよく調和している。

　子どもが産まれ、アパートが手狭に感じるようになったご夫妻は、「広い空間でストレスなく暮らしたい」という思いが募り、自身の家づくりに動き出した。家づくりのパートナー選びに迷いはなかったという。大進建設で新築したご主人の友人の口コミも後押しになった。

　集成材の使用を好ましく思わないご主人にとって、無垢材にこだわる同社の家づくりはまさに理想的。「使う柱の数も驚くほど多く、間柱を使わずにサッシ枠を組むのも魅力」と信頼を寄せた。

安心と信頼の家づくり

「たくさんのアドバイスをもらいました」とご夫妻は家づくりを振り返る。子育ての真っ最中で家にいることの多い奥さま。家事ストレスを感じずに快適に過ごせる住まいを希望した。ご夫妻にとって建築士との打ち合わせは充実したものとなり、時にははっきり「ノー」と意見してくれたこともありがたかったそう。また、建築途中の現場の様子を見に行くと、作業中でも快く対応してくれた職人の丁寧な仕事ぶりにも安心感があったという。

　こうして完成したT邸はLDKを家の中心に配置して、キッチンを起点に動線が回遊する家事効率の良い間取り。収納は用途に合わせて各所に設け、使いやすさと片付けやすさを両立させた。また、洗濯物の外干しスペースには南からの視線を意識して格子で囲んである。

キッチンを中心に回遊する動線

　勾配天井が開放感をもたらす高さのあるリビング。天井部に渡した化粧張りが、漆喰の白壁とオークの床のナチュラルな空間のアクセントになっている。キッチンに立てばフロア全体が見渡せて、料理をしながら小さな子どもに対して目が届き、大きな窓から庭も眺められる。

　「収納はたくさんつくってもらいました」と話す奥さま。特に出入口が寝室側と廊下側の2方向にあるウオークスルークローゼットは、家族の衣類が1カ所にしまえて身支度にも便利。そして何よりも家事動線が短縮されたことによって、「キッチンからどこに移動するのも近い」と喜んでいる。

　「暖かさが全然違います」。ご夫妻は寒い冬の時期も明るく心地いいリビングで快適に過ごし、理想の平屋の暮らしを満喫している。