少人数で暮らす　コンパクトな「在来骨太住宅」

信頼のおける工務店

　築年数が40年を超えていた旧家で暮らしていたＨさん。部屋数の多い２階建ては家族構成の変化とともに使い勝手が悪くなり、家自体もあちこちに不具合が出ていた。「畳や水まわりが傷み、何より掃除が大変でした」と振り返るＨさんは、当初リフォームを検討したという。

　相談を持ちかけた先は、Ｈさんの職場を通じて顔見知りになった山崎工務店。話を進めるうちに、旧家に手を加えるよりもＨさんのライフスタイルに合う家に建て替えることになった。参考までに、同社のモデルハウスも見学した。適材適所にさまざまな樹種を惜しげもなく用いた同社の家づくりを目の当たりにすると「こんな立派な家にはできないけれど、少しでも無垢の木を取り入れられたら」と、イメージが膨らんでいった。

コンパクトな木の家

　家づくりにおいて「シンプルでコンパクトに暮らせるように心がけた」というＨさん。黒い瓦屋根とグレーの濃淡の外壁が引き締まった印象の外観に対し、室内は無垢のぬくもりが感じられる。コンパクトながら、玄関ホールには壁や天井に杉板を張り、階段には檜を用いた。無垢材を要所で使用することで、特有の「本物感」が漂う。

　８寸角の檜の大黒柱に支えられたワンフロアの居住空間は、キッチンのカウンターテーブルにも檜の１枚板を用い、腰壁にはサワラを、天井には杉板が張られ、無垢の風合いが白壁と調和する優しい空間に仕上がった。この居室に合うソファーとローテーブルを今後置く予定だという。

植物の似合うナチュラルな空間

　「山崎昭弘社長は知識が豊富で、安心して家づくりをお任せできました。コンセントの位置まで細かくアドバイスしてくれました」と話すＨさん。新居に住み始めてまだ間もないながらも、住み心地や使い勝手のよさを実感しているという。例えば、仕事を終えて夜間に帰ってきた時に、電気を付けなくてもセンサーで明かりがともり、足元を照らしてくれるフットライトが便利でお気に入り。１階の風の抜け具合も心地いいようだ。

　無垢を用いたナチュラルな空間と相性のいい観葉植物を少しずつ増やしていき、屋外にも木を植えて、緑のある生活を楽しみたいと新生活への抱負を語ってくれたＨさん。「住みやすい家を造ってもらいました。心穏やかに過ごしていきたいですね」。

　Hさんも心動かされた同社のモデルハウスは、随時見学を受付中。がっしりと組んである木の家を体感してみては。