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目の前に田畑が広がり、並走する道路と河川のその先には小高い山が連なる自然が豊かなエリアに建つI邸。結婚を機にマイホーム計画を立てたご夫妻は、互いの実家で暮らしながら家づくりを進めていき、「いずれは両親と同居するつもりで建てました」とご主人が語るように、母屋の庭だった土地に新居を構えた。
バルコニーの一部を濃色に、建物の側面にはモスグリーンでアクセントを付け、オフホワイトの外壁に躍動感を持たせた2階建て。母屋とスムーズな行き来ができるよう、北側に玄関を設けた。I邸を建築したのは利根沼田エリアを中心に、地域に根差した家づくりで地元に愛される大竹住建。ご主人のお姉さまの紹介がきっかけとなり、同社の事務所を訪れた。
具体的な家づくりの相談は同社の大竹博之社長と行った。ご夫妻が特にこだわったのは、要所に日々の暮らしの中で無垢のぬくもりが感じられる空間。リビングの天井には化粧梁を希望し、ご主人はリビングの続き間に畳のある部屋をリクエストした。「間取りはモデルハウスがとても参考になった」と話すご夫妻。事務所に隣接するモデルハウスは、大竹社長の自宅を兼ねているため、暮らしのさまざまなシーンを想像しやすかった。「丁寧に暮らし方の提案をしてくれて、何でも話せて要望を伝えやすかった」と振り返る。内装のコーディネートや各所に希望したアクセントクロスも「たくさんのカタログ見本の中から悩みながらも楽しんで選びました」とにっこり。
こうして完成したI邸は、リビングを中心にキッチンと和室がL字に連続する快適な居住空間。家事効率を考えて水まわりは1カ所に集約されている。ご主人のこだわった和室は、現段階ではお子さまのプレイルームとして活用し、この空間にぴったりの木製の神棚も造作してもらった。また、いずれ両親と同居することを前提に、1階には個室も用意してある。2階もモデルハウスを参考にセパレートが可能な子ども部屋と収納力のあるウオークインクローゼットが備わる寝室で構成されている。
暮らし始めて5カ月が経過し、春と夏を体感したご夫妻に住み心地を尋ねると、すぐさま「快適そのもの」と答えてくれた。秋になれば周辺の山々が色づく様子をパノラマで楽しめる。ご夫妻はこれから迎える季節の変化を今から心待ちにしている。
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