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三州陶器瓦の屋根にアイボリーと木目調の窯業系サイディングの壁を組み合わせた、上品な外観が目を引くT邸。3世代・6人が一緒に暮らす木造2階建ての二世帯住宅で、主に1階が親世代、2階が子世代の居住空間になっている。
建築したのは、高気密・高断熱の快適な住まい造りを行っているユーケーホーム浦野建設。本紙『すみかくらぶ』を見たご家族の勧めで、同社のモデルハウスを訪ねたお父さんは「頑丈な造りや間取り、家づくりに対する考え方などを知り、安心して任せることにしました」と振り返る。浦野孝好社長の真摯な対応と気さくな人柄も、決め手の一つになったという。
入居から間もなく1年。「親子の触れ合いとプライバシーの両立を図りながら、毎日快適に楽しく暮らしています」と、家族一同が笑顔を見せる。
二世帯住宅には完全共有型、一部共有型、完全分離型の3タイプがある。T邸は一部共有型で、玄関と風呂は共用だが、キッチンとリビングは各階にあり、食事や寝起きなど基本の生活は親世代と子世代が独立している。
設計に当たってご家族が要望したのは、二世帯住宅のほかに①風通しが良い家②動線が便利な間取り③豊富な収納スペースの確保④バリアフリーの導入⑤防犯や災害対策⑥夏は涼しく冬は暖かな快適な住まい―などだった。「私たちの要望をすべて実現してくれました」とお父さんは大喜び。
バリアフリーを考慮し、幅の広いスロープを付けた玄関。中に入ると、天井が高く広々としたホールが来客を迎える。「家の顔である玄関は、明るく爽やかな空間づくりを心掛けました」。
1階のLDKは約22畳分の広さがあり、リビング横の和室(4.5畳)を加えると、空間はさらに広がる。リビングの南面は天井まで届く掃き出し窓で、採光や風通しに欠かせないアイテムとなっている。お母さんのお気に入りは、「玄関-リビング-キッチン-廊下」と周回できる便利な動線。「無駄な動きが省けるのでとっても楽です」とうれしそう。
子世代が暮らす2階のLDKは、対面式のキッチンを中心に1階と似たような間取りだが、リビングの部分が畳コーナー(7.2畳)になっている。小さなお子さんを遊ばせるのに好都合で、「炊事をしながら、一人遊びをしている子どもを見守ることもできて安心です」と奥さま。
1階の浴室にあたる部分はランドリースペースになっていて、洗濯物の室内干しができる。「必要に応じて浴室に改装することも可能です」と、ご主人は可変性であることに魅力を感じている。主寝室のほかに2つの子ども部屋を設置しており、秋に2番目の子どもが誕生するのをご夫妻は楽しみにしている。
収納は玄関や勝手口の土間収納をはじめ、各部屋のクローゼットや押し入れ、パントリーなど盛りだくさん。また、住宅性能も高断熱・高気密に加えて耐震性や耐久性に優れ、火災に強い省令準耐火構造にもなっている。さらに1階の窓はアルミのシャッター付きで、災害や防犯上にも安心。まさにT邸は、子育て後も末永く快適に暮らせるマイホームと言えるだろう。
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