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三州陶器瓦を載せた寄棟の屋根に、窯業系サイディングの白と黒のツートンカラーの外壁が見事に調和したモダンなIさんご一家の新居。1階は母親、2階は親子3人が暮らす二世帯住宅になっている。
少子高齢化が進展する中で、増加傾向を見せている二世帯住宅には、完全共有型、一部共有型、完全分離型の3タイプがある。Iさんの住まいは完全分離型で、玄関を南側と西側の2カ所に設置。さらに、キッチンや洗面脱衣室、浴室などの水回りも1階と2階にそれぞれ設けて、親世代と子世代のプライバシーがしっかり守られるように工夫されている。
建築したのは「高品質」「適正価格」の家づくりを追求しているユーケーホーム浦野建設。二世帯住宅の実績も数多く、実践で培ったノウハウや技術は、I邸でも十分に発揮された。
築31年の木造2階建ての本格的な和風住宅で1人暮らしをしていた母親。近くに住む娘夫婦や孫と一緒に暮らそうと、新築を思い立った。「リフォームも考えましたが、完全分離型の二世帯住宅にするには限界を感じて、敷地内に新しく建てることにしました」と振り返る。
設計段階でご家族が要望したのは、①2階の音が階下に響かない②室内は明るく、冬でも暖かく過ごせる③メンテナンスが楽④収納スペースを豊富に⑤1階はバリアフリー仕様に―などだった。「私たちの要望に真摯に耳を傾け、しっかり対応していただきました」とご家族。
1階は約16畳分の広さを持つLDKに畳コーナー(3.6畳)があり、南の掃き出し窓からたっぷりと日差しが入り、明るくゆったりとした空間が広がる。寝室隣のウオークインクローゼット(7.8畳)や階段下の物置、食品庫など収納も豊富だ。洗面所と一体型のトイレは、車いすでも利用しやすいバリアフリー仕様になっている。
子世代が住む2階のLDKは、約20畳分の広さがあり、南側には奥さまご要望の大きなバルコニーが付いている。北側の納戸(7.2畳)は、「収納+ご主人の書斎」として利用価値が高い。
浦野建設は長期優良住宅を標準仕様としており、I邸でも耐震等級3をはじめ、耐久性や省エネ性など7項目において最高等級を取得。すべての窓にアルゴンガス入りLow‐E複層ガラスを採用するなど、高気密・高断熱で夏は涼しく冬は暖かな室内環境を維持している。
入居から2カ月。「前の家に比べて暖かく、快適に暮らしています」と母親は笑顔で話す。南側の大きな窓は全てアルミのシャッター付きで、台風などの災害防止や防犯上、安心・安全に過ごせるよう配慮。省令準耐火構造なので、火災にも強い。また、「家事ラク」「掃除ラク」「家計ラク」「メンテラク」という同社提唱の〝4ラク〟を反映して、家事がしやすい造りになっている。
「互いにプライバシーを尊重しつつ、家族の絆を強めていきたい」と、Iさんご家族はうれしそうに口をそろえた。
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