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箱を積み上げたような個性的なフォルム。外壁には白×木目調のサイディングを張り、ガルバリウムの板金巻きを施した外観は、黒いフレームによって引き締められ、幾何学的なデザインを一層際立たせている。
ひときわ目を引くこの建物は、フェリカ家づくり専門学校の授業の一環で行っている「家創りプロジェクト」によるもの。
施工したのは、家づくりを通して楽しい時間を届けることをモットーとするチュウコウホーム。
全国で唯一、在学中に“本物の家”を創るという同校の画期的な学びと、建築を志す学生の熱意に賛同し、このプロジェクトに参画した。
通りに面した西側のポーチから玄関扉を開けると、ホールの正面に備わるアイアンの手すりと無垢の踏み板を用いたスケルトン階段が目に飛び込んでくる。
家の中は、回り縁や幅木、窓枠にも無垢の木がふんだんに用いられ、優しいぬくもりに包まれる。ホールを抜けた東側に開放的なリビングが広がる。
2面の掃き出し窓から光を取り込み、壁一面に連続する造作ベンチや、小上がりの畳コーナーが併設され、くつろぎを意識した空間だ。
キッチンはゆとりある広さを確保した半独立型。間仕切り壁でゾーニングしつつ、小窓を介してダイニングと緩やかにつながる。
子育て家族を想定したこの家は、1階のみで暮らしが成立する平屋をベースとした2階建て。
2階フロアは個室2つとトイレ、洗面台が備わるのみ。延床面積33坪のリアルサイズだ。デザインはシンプルモダン。
白を基調とした空間に、グレーの濃淡をアクセントに用い、木部は本物の木にこだわった。随所に施された造作の納まりを見れば、高度な職人技がうかがえる。
現場には熱心な学生が代わる代わる訪れ、職人に質問する場面も多かったという。
一般住宅とは流れも異なり、工期も長丁場。難度の高い施工にも力を注ぐ職人の姿に、取締役の茂木一平さんは「チームワークの良さを再確認できた」と、信頼を寄せた。
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