67坪、暮らしを楽しむ工夫 詰め込んだデザイン住宅

回遊性や遊びを取り入れ　考え抜かれた空間設計

ホテルとリゾートをモチーフに

赤城山を眺望できる住宅街の一角にある、白が映えるスタイリッシュなO邸。「ラグジュアリー・ホテルの雰囲気とリゾートをミックスしたイメージを要望しました」と施主のOさんが語る通り、極上の空間に仕上がっている。

「実は、家を建てたのは2棟目。結婚してすぐ建てたのは、990万円の家でした。そのときも今回も、依頼したのは土田工務店」とOさんは振り返る。

バルコニー付き、ビルトインガレージ仕様の2階建て、67坪の家。日々の暮らしを上質に彩る空間となった。

アイランドキッチンを核としたLDK

暮らしの中心となるLDKでは、特にアイランドキッチンが印象的だ。家族全員が料理好きのため、みんなでキッチンに立てるように選んだ。電子レンジなども収められる壁面収納が配置され、「パントリーがいらないくらいの収納力です」とOさん。LDKのほぼ中央に吹き抜けと薪ストーブが配置されている。キッチンの裏側はビルトインガレージとなっているため、庭からの光が届きにくいが、吹き抜けが中央部にあるため採光も確保できている。

アイランドキッチンと薪ストーブ、ウオークインクローゼットを囲むように回遊できる構造になっている。人が集まってパーティーを楽しむことも多いO夫妻にとって、最適な空間となるようつくられている。

2階に広がる充実した趣味の空間

2階の造りも日常を楽しむことを優先した設計。2つのゲストルームや納戸に加え、片面が鏡貼りの大きな多目的ルームがある。
「ここではゴルフの練習に加え、ヨガやダンスを楽しみたい」とOさん。多目的ルームからは広いバルコニーに出ることができる。半分には屋根がかかり、休日にはここで朝食を取ることも。

非日常性を感じられるデザインハウスで、利便性や楽しさも追求した、あたたかみのある空間となっている。