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「東京で定年を迎え、今後は生まれ故郷に戻りたいと思うようになった」と語るHさん。祖母から相続した土地で、セカンドライフをスタートさせようと考えた。当時、35坪の土地には古家が建っていたため、解体は必須。気がかりは費用だった。
背中を押したのは、新築と解体で1,000万円を切る良心的な価格を提示したナベホームの存在だった。「実際にコンパクトな平屋や狭小地での新築の希望は増えている」と同社の渡辺誠社長。しかし、多くの人にとってネックとなるのは費用だ。「狭いから安く済むと思われがちですが、広さに関わらずやることはさほど変わらない。解体費も生じるため、思ったほど安くないとガッカリされることが多い。それだけに、1,000万円以内に納めたかった」と挑戦の意欲を語る。
Hさま邸の間取りは実にシンプル。廊下をなくし、LDK、水回り、寝室を動線よく組み合わせた。
玄関脇の扉を開けるとLDK。仕切りとなる曇りガラス風の吊り戸から差し込む柔らかな光と、床一面に広がる大理石風のフローリングが12畳以上の広さを感じさせる。
暮らしの質の向上を考え、洗面所には洗濯物を干す必要のない大型の乾燥機を導入。広くとった洗面所は、ゆっくりと身だしなみを整えられるよう椅子を設けた。
完成した新居を前に「ちょうど良い大きさで大満足。広さに限りがある中で駐車場2台を確保してくれたのも有難い」とニッコリ。明るい室内では「気持ちが朗らかになり、若返った気がします。これから始まる楽しい毎日に心が躍ります」と頬を染める。
ナベホームの母体は、創業110年の歴史を持つ燃料販売業の老舗、渡辺沖次郎商店。建築工事部門は今年で35年になる。基本的な住まいは、25坪のフリープランで税込1,688万円のワンプライス。これには、本体工事、電気、ガスなどの付帯工事にオーダーカーテン、エアコン3台、駐車場2台分などが含まれる。この充実ぶりを実現したのが、社員による施工。同社ではすべての過程を専門性の高い15人の社員が手掛けている。
今後は、需要の高いコンパクトな住まいも積極的に手掛けていきたいという同社。限られた予算を有効に使いたい、小さな空間で心豊かに丁寧な暮らしをしたいという願いを叶えてくれる。
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