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切妻屋根と大きな三角窓が青空に映えるM邸。外観はシックなダークグレーの板張りだが、引き戸の玄関を開けると木をふんだんに使った吹き抜けのある明るい住空間が広がる。
祖父母の暮らしていた敷地に、建築を計画したご夫妻。SNSで見つけたのが、三角屋根と三角窓がシンボルの「カーサアマーレ」だった。心引かれる端正な外観は「大和比」と呼ばれる日本人が最も美しいと感じる比率によって実現する。何十年経っても飽きのこない愛すべき日本的な住まいだ。
「最初は外観に引かれましたが、主人は花粉症、私はぜんそくがあり、シンクホームさんが自然素材にこだわった家づくりをしていることが決め手になりました」と奥さま。床材には柔らかく保温性や調湿性のある杉の無垢材が使われ、コットン(綿)の壁紙や木質繊維断熱材を採用するなど、家族が一年中健康で快適に暮らせる優しい家になっている。
同社の家づくりは「夢実現ノート」の作成から始まる。「私たちのふわっとした要望を話し合いながら形にしてくれ、人も猫も居心地のいい住まいになりました」とご夫妻はほほ笑む。
吹き抜けのあるLDKは、和室とひとつながりにし、将来は子どもを遊ばせながら家事ができるようにした。愛猫が日なたぼっこできる窓やステップを設けたほか、収納下を活用した猫用のトイレには臭い対策として換気扇を設置。見えない所まで暮らしやすさにこだわり、造作収納も充実させた。
ご夫妻が望んだのは、家族のつながりを大切にした住まい。LDKと2階を吹き抜けでつなぐことで、どこにいても家族の気配を感じながら過ごすことができる。日当たりの良い三角窓の2階フリースペースは、家族みんなのお気に入りだ。
三角屋根の外観は、祖父母から譲り受けた庭とも調和する。リビングに障子を使った和モダンのアクセントもM邸の魅力だ。「障子越しに眺める庭の景色が好き。私たちでは気が付かない歴史や土地の良さを生かしてくれ、本当に感謝しています」と満面の笑みで語ってくれた。
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