みどり市の須藤昭男市長は1日、市役所笠懸庁舎で、同市笠懸町出身の高野通宏さん(55)を新たな地域おこし協力隊に委嘱した。移住定住支援担当として手腕を発揮してもらう。任期は3年。
高野さんは笠懸北小、笠懸中で学び、桐生市の桐生高に進んだ。慶応大を卒業後、アパレルメーカーに勤務。「両親が年老いて実家に帰る機会が増えた。地域貢献したい気持ちが増していたところ、たまたま協力隊という働き方を知った」と転身の背景を説明した。住所をみどり市大間々町に移し、大間々駅前の観光案内所で活動する。
趣味はサウナ。約200社の社員が加わる企業連合「サウナ部アライアンス」の中心メンバーという。ビール好きが高じて茨城県で地ビール会社を手伝った経験もある。「将来、地元で地ビールが飲めるようにするのが夢」と抱負を語った。