空き家の有効活用促進に向け、渋川市は18日、空き家再生コンテストを本年度実施すると発表した。2018年4月以降に改修した建物を対象に、優良事例を募って広く紹介することで、市内の空き家利活用の機運醸成を図る。「移住定住コーディネーター」を設けることも明らかにした。
コンテストは改築後に一般住宅として利用している「一般」、店舗として利用している「店舗」、おおむね建築から50年以上経過している「古民家」の3部門。各部門の最優秀賞1点を決め、応募者と設計者・施工者を表彰する。最優秀賞の応募者には賞金10万円も贈る。
応募できるのは空き家の所有者と管理者のほか、入居者、改修の設計者、施工者ら。所定の書類を市政策創造課に提出する。締め切りは8月31日。9、10月に2度の審査を行う。
コーディネーターは移住相談の対応、情報発信などを担当する。「市の移住定住に関わる活動を行う団体などに所属して1年以上の実務経験がある」ことなどが条件。5月16日まで募集する。日額1万6千円(月額20万円が上限、年間150日以内)の委託料が支払われる。任期は来年3月31日まで(更新可能)。
問い合わせは市政策創造課(TEL/0279・22・2401)へ。