約700年の歴史を持つ千代田町新福寺の宝林寺で、空き家となった離れを改装し、1日1組限定で一棟貸しする寺泊サービス「TEMPLESTAY ZENSO(テンプルステイ ゼンソウ)」が、多様性や持続可能性などの観点で評価し「感動地」を選ぶ企画「ジャパントラベルアワード2025」の文化部門に選ばれた。同企画での本県関係の受賞は初めて。授賞式が今月、東京都内で開かれ、立案者の海野峻宏副住職が出席する。
同アワードは、広告製作を手がける「しいたけクリエイティブ」(東京都)が「観光から多様性社会をつくる」ことを掲げ、2021年に始めた。今回は全国から196件の応募があり、観光プロモーションやバリアフリーなど、さまざまな分野に詳しい多国籍な10人の審査員が、グランプリをはじめ、計10の部門賞を決めた。
寺には昨年10月、審査員2人が宿泊。伝統と現代的な快適さのバランスが評価され「僧侶と1対1で会話しながら、仏教について学べる時間はユニークで、好奇心がかき立てられる宿泊体験」との講評を受けた。
海野さんは「たくさんの方がこの地に足を運び、一緒にこの宿を育ててくれたからこその賞。ここにしかない感動地として、この宿を育てていきたい」と話している。