空き家対策考える 市内不動産会社がセミナー 沼田市

空き家対策考える 市内不動産会社がセミナー 沼田市
       

少子高齢化などを背景とする空き家の対策を考えるセミナーが沼田市の複合施設、テラス沼田で開かれた。所有する不動産の扱いに悩む市民らが、空き家状態のデメリットや管理方法を学んだ。

同市の不動産会社ヒカリホームが主催し、同社の島田崇弘代表が講師を務めた。島田代表は空き家が増える原因として、相続問題で所有者が決まらないことなどを挙げた。ごみの不法投棄や放火、倒壊の危険性も指摘。管理が行き届かないと固定資産税が高くなる場合もあり「空き家問題の情報弱者にならないよう、早めに専門家に相談してほしい」と呼びかけた。

無料の個別相談会も開き、島田代表や司法書士、行政書士らが参加者の悩みに対応した。同市の鷹野武夫さん(77)は「相続はお金もかかるし手続きも面倒で踏み出せないでいた。これをきっかけに早めに取り組みたい」と話した。

  

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