千葉県から中之条町六合地区に昨年移住したアーティスト、相田永美さん(32)の個展「キヲクのカケラ」が9月16日まで同町市城のミニギャラリー「うた種」で開かれている。自然豊かな六合での暮らしの記憶と体験を表現した約40点を紹介している。
枝や石など自然物からインスピレーションを受け、創作活動を続けてきた。現在暮らす古民家にあった古材や家具の引き戸などを活用して描いたり、かたどったりした不思議な生き物の絵と陶器が会場に並ぶ。相田さんは「暮らしながら表現するのが私のスタイルで、六合に移住して感じ取るものが増えた。記憶や体験に基づく展示をシリーズ化し、蓄積される個展にしたい」と話している。
午前10時~午後4時(土日祝は午前11時~午後4時)。定休日は火、水曜と最終土曜。隣接する書店「フクロコウジ」で相田さんの絵本のミニ原画展を同時開催している。問い合わせは、うた種(☎0279・25・8804)