外壁崩れ中心街散乱 空き家老朽化か、交通影響 藤岡市

外壁崩れ中心街散乱 空き家老朽化か、交通影響 藤岡市
       

17日午前10時55分ごろ、藤岡市藤岡の空き家の外壁が崩れ、路上に落下したと110番通報があった。けが人はいなかった。現場は同市中心街の一角。外壁の老朽化が原因とみられ、藤岡署などが詳しく調べている。

外壁を取り除くため、県道上日野藤岡線が同日午前11時15分ごろから、約4時間にわたり、片側交互通行となった。近くに住む男性は「『ドカーン』という音がして、びっくりして駆けつけると外壁が道路に散乱していた。けが人がいなくてよかった」と驚いていた。

この空き家で以前、クリーニング店を営んでいた男性(64)によると、約40年前、二つの建物をつなぐように外壁や看板などを設置したという。男性は「昨年、市から『壁が崩れそうなので対策してほしい』と言われていたが、多額の費用のかかるため着手できずにいた」と話した。10年ほど前から空き家だったという。

市建築課は「昨年点検した際、外壁の上部がはがれかけていて、道路側に傾いている状態だった」と説明。その上で「市としては、空き家の管理を所有者にしっかりやってもらうようお願いしている」とした。

  

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