渋川市内の移住者や新規創業者らが出店するマルシェ「しぶかわ移住創業朝市」が14日、同市赤城町敷島のコミュニティーカフェ「駅のえんがわ」で初めて開かれた。市内で近年就農した事業者など5社が商品の特徴やこだわりなどを来場者に直接PRし、地元住民との関わりを深めた。
移住者らの活動周知と販売拠点の不足などを解消するため、JR敷島駅周辺の活性化に取り組むNPO法人マチイロ(荒井良明代表理事)が主催。本年度は11月を除く毎月第2日曜に定期開催し、イベントの定着を図っていく。
この日は、新鮮な無農薬野菜や、ジャムやハーブティーといった加工食品がずらり。家族と訪れた同市伊香保町の入沢好子さん(74)は「珍しい形の野菜を買った。皆さんが頑張っている姿を見ると、応援したくなる」と話した。荒井代表理事は「出店者間の横のつながりを作り、情報交換の場にもしたい」と意気込みを語った。
次回は8月11日。午前8時~午後1時。毎回、5~8団体の出店を予定している。