人口減少や高齢化を背景に増加している空き家について考える「空き家セミナー・個別相談会」(上毛新聞社主催)が13日、県庁31階のソーシャルマルシェ&キッチン「ギンガム」で初めて開かれた。県内各地から約50人が参加し、行政書士の広兼喜久恵さんが対策の要点を助言した。
広兼さんは不動産自体や権利関係で問題になったケースを示したほか、4月に義務化された相続登記申請についても説明。遺言を残すなどして空き家を作らないことが重要とした上で「放っておいても解決しない。悩まないでまずは専門家に相談を」と呼びかけた。
同社は不動産会社や行政書士らと連携して「ぐんま空き家のお悩み解決隊」を2022年に開設。セミナーでは同社すみかくらぶ編集室の担当者が解決につながった事例などを紹介した。個別相談会も行われた。