高校生が自治体のトップと直接対話する交流会が9日、太田市立太田高で開かれた。1~3年生6人が清水聖義市長と地域の課題解決に向けた質疑応答を繰り広げ、より良いまちづくりに向けて意識を共有した。
6人は国際交流などそれぞれ関心の高い分野を中心に質問を投げかけた。空き家問題ではどんな取り組みをしているかという質問に対し、清水市長は「空き家の活用は難しい。壊して新しい建物を造った方がいい場合もある」と答えた。
特定外来生物のクビアカツヤカミキリの被害状況と対策を研究したという吉田哲理さん(3年)は「自分たちでは薬剤散布や腐食の進んだ木の伐採などができない」と市へ対策を求めた。
「総合的な探究の時間」の授業の一環。1年生が地域の課題を知り、解決案を考えるきっかけにしてもらおうと同校が企画した。