藤岡市鬼石地区の良さを知ってもらい移住につなげようと、市が2023年9月から24年2月にかけて開催した「田舎暮らし体験旅」に県外から17組40人が参加し、2組の移住が決まった。
同事業は県の補助金を受けて実施。参加者は宿泊費無料で「鬼石ゲストハウス さんと宿(す)」の案内により、1泊2日の田舎暮らしを体験した。季節によって、みそ造りやミカン狩り、まき割りなどを行い、地域での暮らしをイメージしてもらった。
市鬼石総合支所振興課によると、参加者は埼玉からが25組と最も多く、千葉や神奈川、東京などと続いた。オーストリアからの参加も2組あった。
このうち、埼玉の40代男性が4月に移住し、神奈川の4人家族が5月中に引っ越しを予定している。他に4組が移住を検討しているという。
参加者アンケートの結果、「移住を検討したいと思う」が27%、「やや思う」が43%と7割を占め、「自然環境がとても良い」などの評価があった。