桐生市が設置を進めていた移住、定住のワンストップ相談窓口「市移住支援フロント むすびすむ桐生」が1日、同市の東武桐生本町ビルに開設された。スタッフが相談者に寄り添う伴走型のサポートを展開することで移住者を増やし、街の活性化につなげる。
ビル内に拠点を置き、子育て支援や地域活性化事業などに取り組むNPO法人キッズバレイ(星野麻実代表理事)が運営している「コワーキング&コミュニティスペースCOCOTOMO(ココトモ)」内に相談窓口を設けた。相談窓口も同法人が運営する。
窓口では、常駐するチーフコーディネーターが移住希望者の相談に応じ、地域性や要望に合わせて他のサポートメンバーや関係機関を紹介する。窓口設置に合わせて市の魅力をPRするウェブサイトも開設した。
この日、ビル内で行われた開設式で、荒木恵司市長は、市中心街で新店開業が相次いでいると説明。「この流れを大きなうねりとするためにも、施設が果たす役割は大きい。この取り組みが公民連携のモデルケースになってほしい」と期待した。
星野代表理事は「移住を希望する人と同じ目線で考え、移住後も気軽に相談に来られる場所にしていきたい」と意欲を示した。