上毛新聞すみかくらぶ編集室は2022年4月、住む人がいなくなったり、相続した空き家や土地についての悩みを受け付け、専門家へ橋渡しをする「空き家・空き地のお悩み受付窓口」を開設しました。
これまでに143件の相談が寄せられており、内容はさまざまで多岐にわたります。
今回は利用してみようかと考えている人に向けて、どんなお悩みが編集室に寄せられているか、実際に解決したケースはあるのかなど、詳しくお伝えします。
最も多いのは、所有している空き家・空き地の売却希望ということで、連絡をくださるケースです。およそ9割の人が該当します。2024年4月より相続登記が義務化されたこともあり、関心が高まっていると感じます。
ほかにも、所有物件の賃貸や管理を希望、相続の手続きがまだ済んでいないのでどうすべきか、古い住宅の解体をお願いしたい、などの内容もあります。
群馬県内に空き家・空き地を所有されていて、かつ県内在住の人が多いです。中には、県内に空き家を所有している県外在住者もいました。
該当の物件所在地でいうと、高崎市、前橋市、桐生市、伊勢崎市、渋川市の順で、件数が多くなっています。
以前はご自身が相続してから時間が経ってしまっている、というケースが多かったのですが、最近は相続されて間もない人からの相談も増えてきました。
現在、居住中の家を売りたいので査定してほしいという人もいます。
空き家・空き地になってからの時間が経っていないほうが、選択肢が増えるため、解決への道のりがスムーズです。早めの相談をおすすめします。
受付窓口を開設してから時間が経過するにつれて、解決した案件も増えてきています。
例えば、所有していた空き家の管理がままならなくなり、管理を代行してもらいつつ、売却も視野に入れて相談したいというケース。まずは伸び放題だった木や雑草を片づけ整えて、数か月の管理代行の後、売りに出し、買い手がついたとのことです。
また、すでに空き家の半分を貸しているが、その半分の土地も活用したいというケース。さらにその半分を駐車場として活用することになったそうです。
いずれの場合も、寄せられた悩みに「相談に乗れます」と手を挙げた解決隊に参加している会社のサポートの上で、実際に解決に導かれました。解決隊は、不動産会社や解体会社、駐車場の管理・運営会社、行政書士などで構成されており、それぞれ多種多様な分野での実績を持つ専門家です。安心してお悩みをお寄せください。
個人情報は守りながら、専門家のサポートを受けるきっかけを見つけられます。こちらのサービスは無料でご利用できます。
下記の専用フォームからお申し込みを受け付けています。フォームでの入力に不安がある人は、電話でも受け付けています。ぜひご活用ください。
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