利根沼田地区を拠点とする建徳は、地域の発展に力を注ぐ。群馬の気候風土に適した家を造るために構造に県産材を用いることで、県内の林業や木材産業も活発となり、森林も整備される。
施工は基礎工事から完成まで、熟練の自社大工をはじめ専属職人のみで心を一つにして「地産地消」の家づくりに取り組む。これらの活動が評価され、県による令和4年度「SDGsぐんまビジネスプラクティス」に選定された。
写真の住宅は、豊かな自然が広がる昭和村が気に入り、県外からの移住を決めた30代夫婦の建てた家。ウインタースポーツを好み、リモートワーク中心の施主のライフスタイルを家づくりに反映した。2階に配置した開放感のあるリビングは、雄大な景色を一望でき、コーナーに設けたご主人のワークスペースも目線の先に緑が広がる特等席。冬になれば1階の土間に配置した薪ストーブ1台で家じゅうが暖まる。
許容応力度計算をした家は耐震等級3、トリプルガラス樹脂サッシ、付加断熱を採用した長期優良住宅。性能面において同社は全棟に気密測定を行い、解析ソフトによる室温や通風、日射熱などのシミュレーションで「温熱環境の見える化」を実施。数値に裏打ちされた高気密・高断熱・高耐久の家づくりを実践している。自然素材のぬくもりとハイスペックな省エネ性のどちらもこだわりたい人に、ぜひともお勧めしたい。
代表取締役 徳江 司郎
友だち追加で
最新情報が届く!