空間を引き立てるグレイッシュカラーの塗装扉を採用したキッチン「コラージア」(トクラス提供)
キッチン「コラージア」に採用
トクラスは、システムキッチン「コラージア」で採用する新扉シリーズで、トレンドの「グレイッシュカラー」を取り入れた塗装扉10色を展開する。
落ち着いた色合いが空間を引き立てる
◎環境配慮の新製法で10色展開
トクラスのお薦めは、2022年9月に発売したシステムキッチン「コラージア」で採用する新扉シリーズ「リュッケファーブ」。名称はデンマーク語で「幸せの色」を意味する。今のインテリアに合わせ、トレンドの「グレイッシュカラー」を取り入れた塗装扉で10色を展開する。「くすみカラー」とも呼ばれるシックで落ち着いた色合いが、家具や内装などの室内空間を魅力的に引き立てる。
同社は13年10月に「ヤマハリビングテック」から社名変更した。1976年に国産初の人造大理石カウンターキッチンを発売したパイオニアだ。リュッケファーブは、人造大理石の製造時に発生する端材を粉砕して塗料に混合する環境配慮の新製法で塗装。手触りのよいマットエンボス仕上げとなっている。
「ライトグレー」「ライトベージュ」展示
◎カウンターに新製法の人造大理石
群馬県高崎市飯塚町のショールーム(高崎営業所)では、グレイッシュカラーの中でも人気の高い「ライトグレー」と「ライトベージュ」のキッチンなどを展示。カウンターには特許出願中の新製法で作った人造大理石「テノール」も採用している。
テノールは、同社が長年かけて培った人造大理石の技術と塗装の技術を掛け合わせて開発した。基材の人造大理石に職人が手作業で何層もの塗装を重ねることで本物の鋳鉄、金属、焼き物の質感に迫る意匠を実現した。
町田幸宏所長は「自社で製造しているから、いち早くトレンドを反映できる。品質にもこだわる文化と歴史がある」と話している。
人気色のライトグレー(左)とライトベージュの見本